長崎島原市立 第五小学校2絵画園田 詩

世界には人間以外にも生き物がいる

 私は『わすれていてごめんね』を読みました。心にのこったことは三つあります。
 一つ目は、戦争ですべてがなくなったのに、人間は人間のことばかりいのって、植物や動物のことはいのってなかったことです。戦争で数えきれないほどの人や植物、動物が死んだのに、人間は自分たちのことだけをいのりました。私は、それはとてもおかしいことだと思いました。植物や動物たちは戦争には無関係なのに、たくさんはかいされてしまったからです。それなのに、いのりもされていないから、植物や動物がかわいそうです。植物や動物たちのことを祈ってあげる日がくることを、私はねがいたいです。
 二つ目は、キョウチクトウたちを助けた犬たちのことです。戦争で犬たちももえかけていたのに、のこりの力をふりしぼってキョウチクトウを助けます。その行動のおかげでキョウチクトウは生きのびましたが、犬たちはつぶやいて死亡してしまいます。私は、このことにとても悲しくなり、なみだがたまりました。そして、のこりのわずかな力をふりしぼってまで行動する強い心に感動しました。私も犬のようにゆうかんな心をもって生きていきたいです。
 三つ目は、キョウチクトウのそばで「わすれていてごめんね・・」と、少年がつぶやいたことです。何十年も気がついてもらえなかったことに少年は気がつき、それからきぼうが生まれました。たった一人の気づきで、大きなきぼうが生まれたことに、私は感動しました。それに、とてもうれしくなりました。これからは、世界の皆が気がついてくれると良いなと思いました。
 私はこの本を読んで、原ばくがなくなってもいのってもらえない物があったことが分かりました。これからはもっと戦争のことについて学び、この世界から戦争をなくしたいと思いました。ぜったいかなってほしいです。

愛知犬山市立 犬山北小学校4感想文小林 怜奈