バンコクバンコク日本人学校5絵画関山 広太郎
奈良斑鳩町立 斑鳩東小学校3学びたい青﨑 楓佳

広しまのせんそう

わたしは、「きょうちくとう物語」を読んで、どうぶつやしょくぶつもしんだのにわすれられているのがかわいそうだなと思いました。なぜなら、せんそうをおこしたのは人間なのに、ほかの生き物は何も知らないまま、ばくだんの火でやかれたからです。わたしだったら、走って走って
「たすけて!」
と大声でさけびます。でも、きょうちくとうはそこからうごけません。どんなにこわかったのだろう、どんなにあつかったのだろう、どんなにくるしかったんだろう。と考えてみても、わたしにはそうぞうしきれませんでした。だから、きょうちくとうの声に犬が気づいてくれたのはうれしかったです。でも、川の水しぶきをかけたあとにきょうちくとうのねもとでしんでしまったのがとてもかなしかったです。
 そして、せんそうってなんだろうと考えたらムカムカしてきました。せんそうは、国と国がたたかうことです。どうしてたたかうのかと言うと、ほかの国の土地がほしくなったり、国どうしのやくそくをやぶったときにせんそうがはじまります。でも、たたかっていない人もいるのにばくだんでみんな苦しんだりしんだりしてしまうなんてぜったいにいやです。かってもまけてもどちらもたくさんきずつけあうだけだと思います。わたしだったら、そんなにきずつけられたらそんなにかんたんにゆるせないと思います。
 日本は、せんそうにまけてからもうきずつけあうことはしないときめたので本当によかったと思います。
 わたしは、このお話を読むまできょうちくとうがどんなお花かしりませんでした。しらべてみたら、こいピンク色の花がたくさんついていてとてもきれいでした。でも、「ゆだんたいてき」と言う花言葉があるそうです。ちょっとこわいきがするけど、
「ゆだんすると、もしかしたらせんそうがおこるかもしれないよ!にどとおこさないでね。」
と言うお花からのメッセージみたいだなと思いました。
 わたしは、きょうちくとうのお花を見たらみんなのゆるせない気もちが小さくなりますようにとねがいます。少しずつでいいからみんなのゆるし合う気もちの方が大きくなってほしいです。そうしたら、せんそうで人間もどう物もしょく物も苦しむことがなくなると思うからです。それがわたしのねがいです。

東京国立学園小学校3感想文内野 眞白