神奈川横浜雙葉小学校3絵画朝倉 遙香
バンコクNIST International School4絵画松本 百華

キョウチクトウ物語を読んで

 私がキョウチクトウ物語を読んで心にのこった場面は、二つあります。

 一つ目は、大きな犬が水をかけて、キョウチクトウをたすけてあげた場面です。犬は、大きなやけどをおっているのに、何ども何ども川に入り、体をブルブルッとふるわせて、キョウチクトウの木のえだに水をかけてあげました。なかまにも声をかけ、たくさんのキョウチクトウをたすけてあげました。自分のいのちをあい手にあげてもいい、という強い気もちや一生けんめいさに、私はむねをうたれました。

 二つ目は、少年が「わすれていてごめんね」とささやいた場面です。少年がキョウチクトウの声にきづき、キョウチクトウの話す言葉を聞けていたことがすばらしいと思いました。

ハトやカラスやキョウチクトウたちの「せんそうで私たちもしんだことに気がついてほしい」というねがいがかなったしゅんかんだと思いました。動物や植物の世界と人間の世界がつながったことは、クスの木やセミやスズメにとって、大きなよろこびでした。

 私は、人間いがいの動物や植物たちが、ふだんからたすけあったり、いのちをあげたりするかんけいがあることに気づきました。花は、虫が花粉をべつの花にはこんでくれるからべつの花はたねを作ることができます。野ウサギや野ネズミは、キツネに食べられて、キツネのいのちの一部となります。平和とは、動物や植物が人間にころされず、たすけあうかんけいや、いのちのつながりが守られることだと思いました。私も、動物や植物のいのちをもらっているので、そのことに感しゃして、これからも動物や植物のいのちを大切にしたいと思いました。

東京学校法人国立学園 国立学園小学校3感想文里見 遼子