長崎南島原市立 大野木場小学校小6絵画西平 紗彩

 「令和の時代と希望」

 今年の五月一日、元号が「平成」から「令和」に変わりました。天皇陛下が「平成が戦争のない時代として終ろうとしていることに、心から安堵しています。」と話されていました。

 私たちは、戦争のない時代に生まれました。人々の中から戦争の記憶が薄れつつあると言われています。戦争を体験したことのない分、戦争の本当の恐ろしさをよく分かっていないのかもしれません。平和になった日本に生まれ、平和があたり前のような毎日を過ごし、時にはワガママだったり、自由であることに慣れすぎてしまっている私たちのように思います。

 戦争は全てのものを壊し、たくさんの人の命を奪い、人間だけではなく、動物や植物や地球の環境も傷つけ壊してしまいます。戦争は生命だけでなく感情、理性も奪ってしまいます。核兵器を持っている限り戦争というものはなくなりません。

 平成に生まれた私たちは、令和の時代に、核兵器のない真の平和な世界を実現させなければなりません。そのためには、戦争の本当の怖さ、戦争の奥深さ、核兵器のことを学び、世界中にどれだけ戦争が悲惨なのかを伝えなければいけません。

 今現在も、世界のどこかで戦争や内戦が起きています。核兵器もなくなりません。それを遠いどこかの出来事として聞き流さないで私たち一人一人が関心を持ち決して戦争は起こしてはならないと強く思うことが大切だと思います。

 私は、「わすれていてごめんね・・・」と夾竹桃の前で涙を流した少年のように、どんな小さな命も大切に考え、身近な人を思いやり、常に平和を願う心を持つことから始めたいです。

東京学校法人 国立学園 国立学園小学校小5感想文服部 美香