広島幼保提携型認定こども園
常石すくすくハウス
年長絵画辰田 大雅

 私は毎年原子爆弾や、戦争のことを考える。夏休みに戦争についての本を読んだのは小学五年生の時だった。担任の先生が歴史に詳しかったからか、祖母の誕生日が八月六日だからか、母がアメリカで出会った、アメリカ人の養子になった戦争孤児の話を聞いたからか、夏になると自分が読み、聞いたことを思い出す。

 この物語は、夾竹桃からの視点で描かれている。当たり前だが、原爆は人間のみならず動植物、あらゆる生物の命を奪い、傷つけた。この物語は、そのことについて改めて考えるきっかけをくれた。

 全ての命が大切であり、簡単に失われてはならない。世界中の人々の多くが平和を願っているのに、私達は、忘れてしまう。祖先の実際にあった出来事に、私達は自分とは無関係のように感じてしまう。

 世界の中でも、今も戦争をしている所がある。多くの命を失い、多くの人が平和を願っているにもかかわらず。しかし、私も感じていたように、遠い国の話、昔の話、自分には関係ないと思っている人も多いだろう。この話の犬達は自分も苦しく、水をたくさん飲みたい、休みたいと思っただろうに、何度も何度も水を運び、夾竹桃の命を繋いだのだ。私達人間も決して戦争が引き起こした苦しみを忘れてはならない。私は夏が来るたびに戦争や、原子爆弾、平和について勉強し、考え、八月六日にニュースを見て、手を合わせたい。このように考えられたのは、ある少年の言葉だ。

「わすれていてごめんね。」この一文が心に刺さった。その一文を読んだ時に、今年から動植物にも祈ろうと強く思った。そしていつか自分の子供に、私が学び、読み、聞いてきたこと、感じてきたこと全てを伝えていきたい。

 この少年のような存在が世界中に増えていけばいつか世界に平和が訪れると考える。その一歩として私は、命の大切さを忘れず、平和を願う心を繋いでいきたい。

宮城仙台市立 蒲町中学校中3感想文下山 葵