夾竹桃物語ーわすれていてごめんねー

三重県議会議長賞

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「夾竹桃物語~わすれていてごめんね」

 この絵本の題を読んだとき夾竹桃がどんな植物なのか知りませんでした。夾竹桃は、原爆で七十五年間、草木も生えないといわれた広島市でもいち早く咲いた花として原爆からの復興のシンボルとなり、広島市の花に指定されている強い花です。
 原爆が投下されて町が火の海になっていくなか、夾竹桃も燃えつづける。たくさんの犬たちが、つぎつぎと川に入り水をしたたらせながら夾竹桃を救おうとするが、犬たちはみんな真っ黒になって死んでいく。根っこに覆いかぶさるようにして、あちらでもこちらでも悲しい目を閉じて死んでいく・・・。仲間を本能的に救おうと頑張る犬たちが本当に素晴らしいと思います。
 最近テレビで見た印象的な映像を思い出しました。犬と子鹿の映像で、溺れそうな子鹿をラブラドールレトリバーが子鹿の首を咥えながら激流を渡った後、川岸で優しく寄り添っている。私は犬なのに人間以上の仲間意識を持っていることをその映像から感じました。野生の動物や植物は、私たちよりも命の尊さを知っているのかもしれません。
 原爆は多くの人々の命を奪ったのと同時に、動物や植物の命も奪ったという事実を、私達は正しく知らなければならない。
 東日本大震災の直後に起こった「福島第一原子力発電所」の事故から考えても、地震の多い日本に多くの原子力発電所が本当に必要なのでしょうか。また原発事故が起きれば大勢の人が被爆します。
 原爆の悲劇を繰り返さないように、私たち当たり前の日常に感謝しながら毎日を大切に生きなければならないのです。そのために、私は私たちにできることを精一杯やっていきたいです。そして、このことを日本だけではなく世界の子どもたちに発信し、紛争や飢餓などで苦しんでいる子どもたちをはげまし、未来への希望の輪を全世界に広げていくことができたら、素晴らしいと思います。

三重 学校法人 津田学園 津田学園中学校 中1 感想文
安達 智実

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