夾竹桃物語ーわすれていてごめんねー

優秀賞

東京 学校法人 国立学園小学校 小2 絵画
竹田 瑞希

 

宮城 仙台市立 八乙女中学校 中1 絵画
穂積 希花

 

愛知 名古屋市立 味鋺小学校 小6 愛の声
小野 心丸知

 

沖縄 南風原町立 南風原中学校 中2 世界平和
當真 光陽

 

 命のバトン

 それは一しゅんのことだった。原子爆弾が落とされた日、人間、動物、植物、命あるもの全てが今まで積み重ねてきた生活もろともうばわれてしまった。
 この本を読む前のぼくは、戦争を遠い昔の事のように感じていた。しかし、今はもう違う。戦争というものは、むなしさ、苦しみを生むだけのものだと強く実感している。
 今年も、ぼくは九十才になる母の大おばから、第二次世界大戦に出征したお兄さんが、二十一才の時、マーシャル諸島で亡くなったという話を聞いた。戦争に行く直前、家族に向けて書いたもうすっかり茶色くなったぼろぼろの手紙をいつも大事そうに広げながらぼくに話すのだ。もしそのお兄さんが今生きていたら、ぼくはどんな話をしたのだろう。戦争で命を落とした多くの人や生き物たちにはそれぞれ大事な家族があり、未来があったのだと思うと、ぼくはとてもくやしい。
 夾竹桃の木に水をかけてくれた犬たちは、自分の命を犠牲にして、燃えている木を救う勇気があった。その尊い犠牲は、まるで犬から夾竹桃への命のバトンがつながったようにも感じられた。
 地球は人間だけでは住めない星だ。あらゆる動物、植物、自然全てが支え合って共存して成り立っている。それなのに、今でもまだ世界のどこかで争いが続き、尊い命がうばわれている。
 地球上で全ての生き物が平和に暮らしていくために、ぼくができる一歩はなんだろう。それは、この本の少年のように、全ての命を平等に大切にして他者の気持ちを考えられる人間になることだと思う。地球上の一人ひとりがそのことに気づけば、希望の輪は世界に広がっていくのではないだろうか。時代をこえて、戦争での命の犠牲が少しでも教訓となり、平和の実現につながってほしいと思う。

東京 学校法人 国立学園小学校 小4 感想文
綾部 崇伸

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