夾竹桃物語ーわすれていてごめんねー

岐阜県知事賞

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 忘れてはいけないこと

 私は、こわいなぁと思いました。私がこわいなぁと思ったのは、戦争のことだけではありません。たしかに、やけただれて血だらけになった人が、
「助けて、熱い、熱い。」
と言いながら町をふらふらと歩いていく場面を読んで、私は、さし絵のしゅ色がとてもこわくて見られませんでした。
 でも、そんな戦争よりももっとこわいものがあることに私は気づきました。そのこわいものは、人間です。人間は、自分たちが戦争でひどいめにあったことばかり言っているけど、自分たちの他にも動物や植物もひどいめにあったことを忘れていたからです。忘れていたというよりも、初めから自分たち以外の生き物を見ようともしていなかったのです。
 そもそも、戦争を始めたのは、人間です。始めた時、仲間の人間には被害がおよぶかもしれないと思ったかもしれないけど、動物や植物のことなんか考えてもみませんでした。私は、そんな人間の「地球にいるのは自分たちだけだ。」という考えがこわいと思いました。
 私は、そんなこわい人間にならないように自分のことばっかり言っているのではなく、他の人の気持ちを知る努力をしたいです。もし、口のきけない人や、しゃべれない動物や植物だったら、相手の立場になって、「○○と言いたいのではないかな。」と一生けん命考えたいと思っています。その人の考えていることが、苦しみなら、よけいに知らなくてはなりません。
 最後に、男の子が、「忘れていて、ごめんね。」と言ったとき、動物や植物たちの苦しみがいやされたのだと思います。私は、自分以外の人から忘れられる事は、本当にこわいことだと思いました。今の平和で幸せな世の中を続けていくためには、戦争で犠牲になった人や動物や植物のことを決して忘れません。

岐阜 美濃市立 藍見小学校 小6 感想文
服部 蒼

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